火曜日, 8月 18, 2015

持ち運べる水「Ooho!」

ペットボトルはもう要らない!『容器なしで持ち運べる水』っていったい何!?



飲料水の持ち運びに使うペットボトル。リサイクルができて環境に優しい容器ですが、100%全てがリサイクルされているわけではなく、プラスチックごみとして大量に廃棄されているのが現状です。そんな中、ペットボトルを減らすことを目的とした、持ち運べる水「Ooho!」が開発されました。
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出典:Pierre Paslier
この「Ooho!」は「食べられる皮膜」に覆われた水の球。イギリス王立美術大学の3人の学生によって作られました。海藻と塩化カルシウムなどからできている膜で水を覆って、球状の形になっています。そのままの状態で飲むことも運ぶこともできるのです。1個あたり2セント(約3円)で作ることができ、安価に大量生産することも可能とのことです。
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出典:Pierre Paslier
「Ooho!」は、デザイン性で「Lexus Design Award 2014」を受賞したほか、技術としても2015年の「Design to Improve Life」にノミネートされています。まだ強度や衛生面での難しい課題もあるそうですが、商品化が待たれます。
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出典:designboom
それにしても、見た目がなかなかにユニークですね。日常的に使うのはまだまだ先でも、パーティーなどの特別な日のグッズとして楽しめる日であれば近そうですね!






持ち運べる水「Ooho!」についてのまとめ。 

ちなみに読み方は「ダブリュオウホウ」だとか。((ダブリュはどこから…?)) 

【持ち運べる水】Ooho!の固まる原理 http://blog.livedoor.jp/route408/archives/52255323.html


【製作者】 ロンドンにある芸術大学大学院、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに通う3人の生徒。 

【動機】 ペットボトルの80%はリサイクルされず捨てられてしまう。ゴミを増やさないために、どうにか水を持ち歩けないだろうかという思考から固めてしまえ!となった。 

【利点】 ・ペットボトルなどのごみの削減。 ・コストの削減。 (一つ40ml当たり約3円。ペットボトルの場合一つ10~30円)

【課題】 ・衛生的に持ち運ぶには。 ・大きいものを作った場合、濡れずにどう飲むか。 

【その他】 2014年に『Lexus Design Award』(レクサスデザイン賞)を受賞 2015年の「Design to Improve Life」の受賞候補にもなっているよう。

 「Ooho!」とはオーガニック被膜で水を覆ったもの。食べることもでき、生物分解性のあるウォーターボトルです。 “spherification(液体化)”という技術で液体をジェル状の膜で包みこみます。 昆布などに代表される褐藻類と塩化カルシウムなどを混合した素材を用いることで、水の周囲に二重の膜を形成して液体の水に形を与えたもの。 着想の源となったのは卵の黄身などに見られる膜で、薄膜の球体に液体を入れる方法は1940年代にすでに見られた技術だそう。 スペインのレストラン『エル・ブジ』の料理長フェラン・アドリアが広めた『spherification』という液体を球状に成形する技術を使っているそう。

*作り方* 
【材料】 
食用アルギン酸ナトリウム ・・・ 1グラム 
食用乳酸カルシウム ・・・ 5グラム 
ボウルに水1カップいれたもの(1カップ250cc) 
少し大きめのボウルに水4カップ(1L)入れたもの 
水の入ったボウル(作ったものを洗う用) 
ハンドミキサー お玉 穴あきお玉(かき混ぜるため。スプーンでも可) 

ちなみに、乳酸カルシウムは塩化カルシウムでも大丈夫。塩化カルシウムのほうが強度があるとか…。 
【食用アルギン酸ナトリウム】 
天然海藻から得られる物質。食品の増粘剤などに使われる。 
【食用乳酸カルシウム】 
水に溶けやすい性質を持っている栄養剤。ケーキの膨張剤などに使われる。 あまり薬局やスーパーでは取り扱いが無いようなので、インターネットで買うのが楽です。 人口イクラを作る材料と同じなので人口イクラキットを買うと楽かも。







*作り方動画* 動画はオンラインマガジンの『Inhabitat』より。 YouTubeには他にもたくさんの動画がありました!
どうだったでしょうか?材料さえあればかなりの量が試せます。 ・ジュースでやったら? ・長時間放置したら? ・固まる原理は? 応用で自由研究としては十分なものができあがるのではないでしょうか。 家で簡単に作れてしまうので是非作ってみてください! もしも開発が進んで、飴玉みたいに口にポイポイ入れて水分補給できたら楽しそうです。 大きいものをつくるということで、凍らしてつくる作り方をしていたサイトさんがいました。 自宅で簡単!Oohoの作り方 リベンジ http://francepresent.com/post-99/







【全く関係ないですが】
Ooho!とは違いますが、水信玄餅というものがあります。 水を食べる、という発想はOoho!と似ています。 信玄餅とは山梨県の代表的な銘菓できなこと黒蜜のお菓子なのですが、とってもおいしいです。餅もプリンもアイスも物凄くおいしいです。 水信玄餅は水が固まるギリギリまでゼラチンを少なくしたお菓子で、賞味期限は30分。夏限定。 山梨県にいったら是非食べてみましょう。こちらも作ることができるよう……

参照、引用サイト 持ったり食べたりできる水「Ooho!」って何? http://matome.naver.jp/odai/2142984686508758901 時代はペットボトルレス!持ち運べる水「Ooho!」の作り方 http://nge.jp/2015/05/08/post-103513 水が食べられる!?持ち運べる球状水「Ooho!」が凄い http://matome.naver.jp/odai/2142994176683946501 Ooho(持てる水)の作り方が簡単すぎて面白い!夏休みの自由研究 http://kantan-kaiketu.com/life/4536/ 持ち運べる水!?「Ooho!」読み方は?材料は?作り方は?味は?すべてお答えします http://oishiinews.com/post-648-648