金曜日, 8月 15, 2014

英語版「アナと雪の女王」はまだちょっと読めない方へ!



英語版「アナと雪の女王」はまだちょっと読めない方へ!親子で英語絵本を楽しめる、たった1つの方法をご紹介。


アナ雪で読み聞かせ

突然ですが「アナと雪の女王」の原題をご存じですか?
原題は「FROZEN」です。
Frozen Junior Novelization (Disney Frozen)
これは映画を小説化したジュニア向けの本になります。親の希望としてはこの位のペーパーバックを読める子に育てたいなと思いますが、amazonでは9~12歳向けとなっていますね。
某書店では低学年向けと書店の方の案内ポップが付いていました。子どもが自分で読むには英検3・4級レベルが必要だと思います。
まだ英検3・4級には届かない。敷居が高いな。という方にお勧めなのがこちら。
Frozen Read-Along Storybook and CD
1ページ辺りの文字数が6行前後なので、子どもが絵を見ている間に読み聞かせる事もできます。
映画のシーンを切り取った綺麗な絵で構成されていて、CDも付いています。寝る前にCDを流すなどして正しい発音も聞かせつつ、親も発音を確認しましょう。
このCDは優れもので、台詞部分は映画の音声が収録されています。効果音を巧みに使って興味を掻き立てるようになっているので、聞いていて本当に楽しいCDです。
舞台になっている国の名前がArendelle、人気キャラクター雪だるまのOlafなど、フォニックスを勉強していないと言いにくい単語も、子どもにきちんとした発音で聞かせたいですね。

「絵本を英語で読む」を引き出す

「アナと雪の女王」のような英語の本を子どもが読んでいると、嬉しくなりますね。でも、子どもが読んでと持ってくる本は日本語で書かれた絵本である事の方が多かったりします。
子どもが何度も読む本は日本語の絵本ならば、思い切って日本語の絵本を英語で読むというのはどうでしょうか?

日本語の絵本を英語で読んでみよう

簡単な日本語の絵本を用意する

まずは簡単な日本語の絵本を用意します。
いちごです

これは「いちごです」という台詞がほとんどなので、小さな子どもでもすぐに自分で読めるようになる絵本です。

英語で考えてもらう

そして、子どもに英語で読んでごらんと言ってみます。この本の場合は「いちごです」を英語で「It’s a strawberry.」と言ってもらえる様に促します。
日本語の絵本を英語でというと「できない!」と言う子も多いでしょう。うちの子もそうでした。
でも、よく考えてみて知っている言葉でしょ、と促しました。

子どもが答えの片鱗に気付いたら文章に直す

子どもが気づいて「Strawberry」と言ったら、親は「It’s a strawberry.」と文章に直します。
何度繰り返し読んでも、子どもが「It’s a strawberry.」と文章で言わなくても、怒らないで下さい。
怒ると間違ったと思い、英語で読む事を嫌いになってしまうかもしれません。

少し出来ただけでも褒める

英語で絵本を読めた事を褒めると、自信につながります。そしてそのうち他の本にもチャレンジするようになります。
何でもいいので好きな本を用意して、絵を見ながら知っている単語を抽出していきます。
子どもが単語で言ったら、それを使った文書を作って親がフォローすると効果的です。

この手法に向いている絵本をご紹介

お勧めの絵本はこちらです。
100かいだてのいえ

この絵本は10階ごとに違う動物が住んでいて、一階ずつ梯子を登って行きますので、迷路のようで子どもには楽しいようです。100までカウントできる所も良いですが、階数の数え方はfirst、second、third、fourth、fifthと違う所も一緒に教えましょう。
各階で食事をしていたり、シャワーを浴びていたり、雨が降っていたりといろいろなシチュエーションが出てきますので、ちょっとずつ英語にしてみましょう。
もし文章が作れない。発音が分からないなんて場合は、Google 翻訳という強い味方がいます。
絵本に書いてある文章をそのまま打ち込んで、右の音声マークをクリックして読んでもらえばOKです!

日々の小さな積み重ねで成果はついてきます

このような方法で本を読んでいた子も、今ではこんな本が読めるようになりました。
Learn to Read
Oxford Reading Tree Special Packs ORT Trunk Pack A (Stage 1 More First Words, Stage 1+ First Sentences, Stage 2, 3, 4 Stories Packs) 5 CD packs

「Strawberry」から始まった子が本当に!?と思われるかもしれませんが、子どもによって英語力が開花するタイミングが違うので、それまでにどれだけ英語教育ができるのかがその後の語学力に大きく影響します。
成果が後で付いてくるので挫折しそうですが、自分の子どもの力を信じて向き合って欲しいと思います。

目標を定めると方向性が決まる

http://www.flickr.com/photos/12929727@N06/4175828250
photo by JPott
我が家の場合ですが、幼稚園3年間の英語教育後、普通の小学校に入学し1年とちょっとが過ぎました。
たった1年なのに、同級生だったお友達間の英語レベルの差がすごいんです。英語教室でペラペラと英語を話す子もいれば、英検4級を取得する子もいるし、ヒアリングはできているんだけど、なかなか言葉が出てこないとか。
子どもの得意不得意や、卒園後の英語環境で全く同じレベルという子がいないのです。
算数や国語だったら、これが分かっていれば大丈夫と学期事にめやすがありますが、英語はそれがないし、日常英会話ができるレベルになってほしいと思う親もいれば、英検取得に燃える方もいるし、算数や理科も英語で理解できるようになって欲しいと高いレベルを望んだり、人それぞれ求める英語力が違います。
ですから、自分の子どもに求める英語力はどのレベルなのかをきちんと決めて、そこに向かって突き進んでみて下さい。
他の子の方ができると焦る事もあるとは思いますが、小学校の高学年になると、自分から進んで英語を学習する子も増えます。
そうなると、自分で目標を定めて勉強してくれますから、そこまでの道のりも長いですが根気よく取り組んで行きましょう。

[14/8/17 追記]

実は『アナと雪の女王』の台本がダウンロードできるよとコメントをいただいたので、色々調べてみました。
『アナと雪の女王』の英語版台本が無料ダウンロードできる!?DVDや絵本とは違う楽しみ方を味わおう。 - 親子で英語を学ぼう!
台本を読む機会もなかなかないと思うので、ちょっと読んでみてくださいね。