金曜日, 9月 19, 2014

iPhone 6, iPhone 6 Plus 下取り価格まとめ


iPhone 6 / 6 Plus 下取り価格まとめ。携帯各社の下取り方法に差、SIMフリー購入者も下取り可





iPhone 6
 とiPhone 6 Plusの発売は9月19日から。すでに事前予約を済ませ、いち早く入手しようと画策している方もいるところと想像しますが、ここではiPhoneキャッシュバック競争に変わって過熱する下取り価格競争についてチェックしていきます。

思い起こせば1年前、ドコモが初参戦したiPhone 5sと5c商戦は、まさにキャッシュバックの嵐でした。「MNPで数万円!」とあまりに派手にやり過ぎたものだから、ついにお上の"指導!"が入って、必殺技は封印に......。今年のiPhone 6 / 6 Plus商戦はどうなったかというと「下取りキャンペーン」という名の、新たなワザが乱れ飛ぶことになりました。






今回、価格競争をまず仕掛けたのはドコモ。予約開始後に価格発表という完全なるあと出しジャンケンでしたが、同時に他社のiPhoneを、最大4万3200円の高値で買い取るという下取りキャンペーンを発表。

auがこれに反応して機種変更ユーザー向けにiPhoneの下取り価格を値上げすれば、ソフトバンクもMNP向けの下取りキャンペーンを追加して応戦。さらにauがMNP向けの下取りキャンペーンを追加すれば、ソフトバンク、ドコモも機種変更ユーザー向けの下取りキャンペーンを強化と、キャッシュバック合戦さながらの駆け引きが繰り広げられています。各社の販売価格は以下の通り。

NTTドコモ

ドコモは他社のiPhoneユーザーと機種変更のiPhoneユーザーの両方を対象に、10月末まで下取り額を増額するキャンペーンを実施。iPhone 5sの64GBで良品の場合、他社からMNPすれば4万3200円、機種変更の場合は3万2400円で下取りします。下取り代金はドコモポイントとして付与され、そのまま端末の購入代金に充てることが可能。iPhone 6 / 6 Plusだけでなく、dtabを除くドコモの機種すべてが対象になります。



なお以前ドコモを使っていて、もう一度ドコモへMNPする場合は、下取りキャンペーンと併用可能な「おかえりボーナス」キャンペーンの対象となります。解約時に持っていたドコモポイント相当額+1万800円をさらに、機種代金から割引き。

また、25歳以下で新規またはMNPする場合は「U25 iPhone割」が適用になり、月々サポートの割引額が月額最大432円 x 24カ月増額に。最大で1万368円分安く、iPhone 6 / 6 Plusを購入できます。

AU

auはMNPユーザー向けに、下取り価格のうち半分を購入時に端末代金から割引き、半分はあとから電子マネー「au WALLET」にチャージするやり方で下取りキャンペーンを展開。iPhone 5sの64GB以外に、ドコモの Galaxy S5 や Xperia Z2 も4万3200円という高額下取りの対象になっています。



この下取りキャンペーンは「auにかえる割 Plus」という、MNPキャンペーンの一環で併用可能。ちなみに「auにかえる割 Plus」では、MNPで新料金プラン「カケホとデジラ」に契約すると下取り価格とは別に1万円分がau WALLETにチャージされます。また従来の「LTEプラン」でも、月額基本料934円 x 24カ月の割引特典あり。MNPユーザー向けの下取りキャンペーンは10月末までですが「auにかえる割 Plus」キャンペーンは11月末まで適用できます。

なお、機種変更の場合も10月末までなら iPhone 5s の64GBを最大3万3000円で下取りしてもらえます。期間終了後も11月末までは2万6000円で下取り可能。ちなみに下取り代金は全額WALLETポイントで付与するしくみ。WALLETポイントはその場で端末の購入代金に充てることができます。

ソフトバンク

ソフトバンクのMNPユーザー向け「のりかえ下取りプログラム」では、10月末まで下取り価格分を月々の通信料金から割引きしてくれます。au同様ドコモのGalaxy S5やXperia Z2、さらにauのXperia ZL2も高額下取りの対象。下取り価格が一番高い4万3200円の場合は、1800円 x 24カ月が通信料金から割引されます。



MNPユーザーはさらに「のりかえ割」の対象にもなります。契約プランが「スマ放題」の場合は、1万ポイント分のTポイントまたは通信料金から1080円 x 10カ月分割引き。「ホワイトプラン」+「パケットし放題フラット」の場合は、2万ポイント分のTポイントまたは基本使用料1008円 x 24カ月分割引きという特典を、下取りキャンペーンと併用して受けることができます。なお、こちらのキャンペーンは11月末まで。

ソフトバンクはこのほか機種変更のユーザー向けに「タダで機種変更キャンペーン」を展開。対象機種の下取りを条件に、その機種毎に設定された金額が、月々の通信料金から割り引かれます。iPhone 5sの場合は1800円 x 24カ月で合計3万2400円の割引きになる計算。割引きの代わりに、同等数のTポイントをもらうという選択もできます。


ソフマップやアップルの下取りキャンペーン

とまあこのように、既存のiPhoneユーザーはMNP&下取りキャンペーンを利用することで、iPhone 6 や iPhone 6 Plus をかなり安く入手できます。下取り価格が4万3200円の iPhone 5s 64GB(良品)の場合、iPhone 6 16GBなら実質約6割引、一番高いiPhone 6 Plus 128GBでも実質約4割引で買える計算になります。

なお中古機器の買い取りでおなじみ、ソフマップのiPhone 5s 64GBの買い取り上限額は、オンライン見積もりによると現金で3万円、ポイントで受け取る場合でも上限が3万3000ポイントとのこと。10月末までの各社キャンペーン期間中は、MNPで下取りに出すのが最も高くiPhoneを処分する方法と言えそうです。



ちなみに「Apple Online StoreでSIMフリー版を買っちゃったよ」という人にも、こんなサービスが。実はApple Online Storeでも下取りキャンペーンを実施中。手持ちのパソコン、ポータブルオーディオ、タブレットを提携する下取り会社に査定に出す際に「Apple Store商品出荷のお知らせ」メール記載の番号を添付すると、Apple製品の場合は通常査定額より15%アップ、その他の製品の場合は10%アップで買い取ってもらうことができます。

このキャンペーン、残念ながら「iPhone」は買い取りの対象外となっているのですが、もし手元に余っている機器があるなら、一度対象製品かどうかチェックしてみてもいいかもしれません。